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14 他人と比べない - te テズカプラニング コラム 3(新)

コラム1

14 他人と比べない

消費税が10%になればこれまでの8%から2%分物価が上昇することになる。給料が上がるかどうかわからない状態では、今まで以上に節約しなければならないと考える。


さて何から節約しようか。生命保険料を安くしようと聞いたので、世の中の保険料水準を調べてみた。すると平均値が月額32,000円であるが、我が家は月額30,000円で平均値を下回っていたからといって安心できるわけではない。


家族構成、年齢、地域、就労形態、保有資産等によって保険金額や保険料は異なる。保険料だけを単純に比較しても意味のない比較である。

私たちは日頃から何かと比較しがちですが、そこには陥りやすい錯覚があることを知っておきたい。


平均値の魔力


結婚をしたばかりの夫婦が将来のライフプランを立てようとFPに相談した。若い二人が互いに夢を語り、互いの考えを理解することは素晴らしいことだ。子供のこと、マイホーム、仕事等をもとに互いの考えを具体的に表せば円満な夫婦生活が送れそうだ。


FPは子供を何人でいつ頃生まれ、どのような学校に通わせるか。マイホームは戸建てもしくはマンションタイプでいくらくらいでしょうか。その際の頭金はどのくらいですか。年収は今後どのように推移していきますか。


いきなりこんなことを尋ねられても若い二人は答えられないでしょう。戸惑っている姿にFPは世の中の平均値はこのくらいなので、参考までにこの値を使いましょう。


いくつかのシミュレーションを提示しながら、現在加入の保険料は30,000円ですから平均値に比べ2,000円ほど少ないです。万一のことを考え保障の充実を図りましょう。


また老後資金が不足しがちですが、現在銀行に貯蓄しておいても増えることはありません。多少リスクを取りながらポートフォリオを作成し少しずつ投資を始めましょう。最近つみたてNISAという制度ができ、税制面で有利ですから始めてみませんか。


平均値と聞けば自分も平均値に準じていると勘違いする人が多い。十人十色でライフプランは人それぞれ異なるものだ。そこに平均値を当てはめようとすることはあまりにも乱暴である。これでは顧客に寄り添ったライフプランができるはずがない。


さらに平均値より少ないから保険料の増額、老後に備えて元本割れリスクのある投資を勧めることはFPの利益を優先した行為かもしれない。

顧客自身がまだ気づいていないライフプランのニーズをひとつずつ拾い出し、顧客本来の値を確認しながら作り上げなければ良いライフプランは作れないだろう。



まちがい探しは得意


新聞や雑誌にはまちがい探しのクイズが掲載されている。互いの絵を真剣に見比べながら違いを見つけだす。観察力や注意力が試され、違いが見つかると快感を覚える。そしてせっかく見つかったのでアンケートを添えて応募したくなる。


日常生活でも常にまちがい探しは行われる。相手の容姿、服装、持ち物、言動など自分自身と比較する。そして自分と似通っていれば仲間として親しくなり、異なっていれば友達から外します。さらにそれらの行為がエスカレートすれば敵にするかいじめの対象となる。


この感覚は人の持つリスク感覚です。目の前の相手が仲間なのか敵なのか判断します。人が動物の時代では自分の生命維持に役立ちますが、現在は不要な感覚かもしれません。


カッとなっている状態は本能に左右されやすい状態です。こんな時は自分と違う相手を攻撃しがちです。人が多くいれば多くの違いが生じます。本能ではこの多様性を本来は認めがたい特徴かもしれません。冷静に普段から認めようと意識しなければ容易に認められません。


他人が金持ちであろうが貧乏であろうが、自分とは異なる人です。金持ちだから勝っていて貧乏人だから劣っているわけではありません。他人と比べ優越感や劣等感を感じて振り回されることはつまらないことです。


ネット、メディア、会話に比べることが普通に行われているが、その弊害は気づかないが大きいと思われる
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